フランス パリ ビュット＝ショーモン公園：魅力・見どころ・アクセス方法・基本情報まで徹底ナビ！
- 私の旅行記
- 2021年2月10日
- 読了時間: 4分
こちらは、パリ19区にあるパリ市内に数ある公園の中でもちょっと変わり種の公園「ビュット・ショーモン公園（Parc des Buttes-Chaumont）」です！
公園は中央の山を取り囲むように道があり、小川や滝、小さな洞窟の中に鍾乳洞までありますが、全てが人工的に作られている擬似大自然なのです。市内中心からは少し外れているので観光やショッピングのついでには行きにくい場所ですが、反対に、パリジャン・パリジェンヌたちには根強い人気の週末の憩いの場でもあります。
今回はそんな、「ビュット・ショーモン公園」の魅力・見どころ・アクセス方法・基本情報まで詳しくご紹介させていただきます！
【ビュット・ショーモン公園：基本情報】
〖歴史・概要〗
「ビュット・ショーモン公園」はフランス革命時からの採石場でした。この丘で切り崩された石は、パリ中心部の建物の素材として使われており、当時は真っ白で平坦な天井が流行しており、ここで取れる石膏の需要は高かったと言われています。実は【ニューヨーク】の「自由の女神」の台座と「ホワイトハウス」の一部もここで採石された石膏でできています。パリ北部の丘ではこのように石膏が豊富に取れたため、多くの労働者によって採掘のための穴が掘られたのです。しかし19世紀半ば、その採石場がゴミ捨て場となり、一日中悪臭を放つ場所としてパリ市民から嫌われる場所になってしまいます。
当時はまだパリ市ではなかったため、元採掘場で肥料を作ったり馬の死骸を捨てに来るような場所になりました。その時ついたあだ名が「ショーモン（はげ山）」。その名前が今もそのまま公園の名前になっているところがフランスならでは。しかし、その嫌われ者の「はげ山」を「ナポレオン3世」と「オスマン男爵」が3年かけて英国風の公園に改造し、1864年にオープンさせました。採石場当時の起伏を活かした設計のため、起伏の激しいダイナミックな景観が特徴的で、今までのパリにはない全く新しい公園ができあがりました。以前の採石場が、今は緑のオアシスになり、時の流れを感じさせるパリの隠れた名所となっています。
〖住所〗
1 Rue Botzaris, 75019 Paris,
〖電話番号〗
+33148038310
〖アクセス〗
「ビュット・ショーモン公園」は、メトロ７号線「ボツァリス駅（Botzaris）」または、「ビュット・ショーモン駅（Buttes Chaumont）」を降りると、すぐに公園の入り口になっています。また、ここ以外にも公園の出入り口は沢山あるので、いろいろな方面から公園内に入ることが出来ます。尚、公園へ行く際には入った出入り口を必ず確認しておきましょう！入った出入り口と違うところから出てしまうと、この界隈は住宅地になっているため目印になるものも少なく、帰り道が分からなくなってしまう恐れがあります。地図などを持って、必ず確認しながら出入りしましょう！
〖公式サイト〗
【ビュット・ショーモン公園：魅力・見どころ！】
「ビュット・ショーモン公園」では、週末にはピクニックをしたりジョギングをする人で賑わいを魅せます！
滝のある岩山を登れば、登山に来たような気分にもなり、パリ市内を見渡せる眺望も見事。頂上にはロマンティックなローマ郊外の「シビーユ寺院」のレプリカもあり、展望台になっています。
また、園内を歩いていると、その壮大な自然と起伏にここがパリだということを忘れさせます。しかもこれらがすべて人工的に造られたものだというのが驚きで、フランス人の造園技術の高さをうかがい知ることもできます。
いかがでしたでしょうか。
「ビュット・ショーモン公園」は手ぶらで来ても、フランス語で「ビュベット」と呼ばれるカフェレストランがありますので、ちょっとした食事・休憩もできます。
パリ中心部のフランス式庭園と違った雰囲気を楽しみたい方は、是非とも「ビュット・ショーモン公園」に訪れてみてください！
【基本情報】
ビュット・ショーモン公園（Parc des Buttes-Chaumont）
住所：1 Rue Botzaris, 75019 Paris,
電話番号：+33148038310
アクセス：
「ビュット・ショーモン公園」は、メトロ７号線「ボツァリス駅（Botzaris）」または、「ビュット・ショーモン駅（Buttes Chaumont）」を降りると、すぐに公園の入り口になっています。また、ここ以外にも公園の出入り口は沢山あるので、いろいろな方面から公園内に入ることが出来ます。
※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。
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