フランス パリ リュクサンブール宮殿:魅力・見どころ・アクセス方法・基本情報まで徹底ナビ!
- 私の旅行記
- 2021年2月8日
- 読了時間: 5分
更新日:2022年1月26日

こちらは、17世紀に「アンリ4世」の后で「ルイ13世」の母である、「マリー・ド・メディシス」が建てた「リュクサンブール宮殿」です!
「リュクサンブール宮殿」は、その広さ約23ヘクタール(60エーカー)にも及ぶ広大な「リュクサンブール公園」内に建っています。「フランス革命」後は、総裁政府の官邸、後にフランスの元老院(げんろういん)の議事堂として使用されています。
今回はそんな、「リュクサンブール宮殿(Palais du Luxembourg)」の魅力・見どころ・アクセス方法・基本情報まで詳しくご紹介させていただきます!
【リュクサンブール宮殿:基本情報】
〖歴史・概要〗

「リュクサンブール宮殿」は、元々公爵邸だったところを「マリー・ド・メディシス」の命により、1614年~1639年にかけて、フランスの建築家「サロモン・ド・ブロス」が設計し改築されました。マリーは、この居城を自分の故郷フィレンツェにある、ルネサンス様式の「ピッティ宮殿」をモチーフに建てさせたといわれ、フランスの伝統的な建築様式とルネサンス様式がうまく融合した宮殿と言われています。
「フランス革命中」は監獄として使用され、その後、権力を掌握したナポレオンの居住地となり、第二次世界大戦中はドイツ占領軍の空軍司令部が置かれる等、歴史的変遷を経て、現在に至ります。ヨーロッパ文化遺産の日 (9 月の第3土/日)に一般公開されています。
〖住所〗
15 Rue de Vaugirard, 75291 Paris,
〖電話番号〗
+33142342000
〖アクセス〗
【メトロで行く】
最寄り駅はメトロ4/10号線「オデオン駅(Odéon)」。「オデオン駅」から「リュクサンブール公園」までは徒歩10分。「オデオン駅・2番出口」から出て、赤い屋根のカフェがある「オデオン通り」に入ります。「オデオン広場・オデオン座」をとおり抜けていくと、「リュクサンブール公園」の入口に着きます。
4号線「サン・ジェルマン・デ・プレ駅(Saint-Germain-des-Prés)」や「サンシュルピス駅(Saint-Sulpice)」からも徒歩圏内。駅すぐの「サンジェルマンデプレ教会」や「サンシュルピス教会」を見学してから「リュクサンブール公園」でゆっくりするのもおすすめです!
【RERで行く】
RERの最寄り駅は、B線「リュクサンブール駅(Gare du Luxembourg)」。「リュクサンブール公園」目の前に出られるので、「リュクサンブール公園」に一番近い駅でもあります。ただし、「リュクサンブール宮殿」へ行く場合は、「オデオン駅」とほぼ同じ距離になります。
〖一般公開日〗
ヨーロッパ文化遺産の日 (9 月の第3土/日)
〖公式サイト〗
【リュクサンブール宮殿:魅力・見どころ!】
〖元老院議場(L'hémicycle la salle des Séances)〗

「アルフォンス・ド・ジゾル(Alphonse de Gisors)(1796-1866)」の設計に基づき、1836年から1841年にかけて作られた会議場。小さな半円の中には「テュルゴー」・「コルベール」・「マルゼルブ」等、フランスを代表する政治家や法律家の7体の像が置かれています。
〖ナポレオン1世の玉座(1804)〗

「シャルグランChalgrin (1739-1811)」のデザインをもとに、「ヤコブ=デマルテ(Jacob-Desmalter)」が金箔を施したもので、両脇には帝政様式の典型である2頭のスフィンクスが施されています。
〖書庫別館〗

「マリー・ド・メディチ」の死後、ヨーロッパ初の絵画美術館として一般公開されたギャラリー。その後、開閉を繰り返し、美術館の「ヴォジラール通り」に沿った棟への移転に伴い、図書室別館として再構築されました。アーチ形の天井には12星座をモチーフにした天井画がとても美しいです。
〖書庫閲覧室〗

「ダンテ」の「神曲」をモチーフにした「ドラクロワの天井画」で有名な書庫。全長65メートル、幅7メートル。19世紀には、高踏派詩人「ルコント・ド・リル(Leconte de Lisle)(1818-1894)」や「アナトール・フランス(Anatole France)(1844-1924)」らが司書として在職していました。
【ドラクロワ作】

『黄金の手箱に入れられたホメロスの詩を語り聞かせるアレクサンドロス大王』。ペルシャ軍との戦いの後、戦利品の黄金の箱に「ホメロスの詩」を入れるように命じる「アレキサンダー大王」が描かれています(1847年完成)。
【リュクサンブール公園について】

「リュクサンブール宮殿」のある「リュクサンブール公園」は、パリ6区にある公園で、総面積が23haもあるパリ市民の憩いの場。観光地として人気の「ノートルダム大聖堂」と「モンパルナス地区」のちょうど中間に位置しており、公園の中央には綺麗に整備された庭園が広がり、多くのパリ市民がここで腰をかけて一休みしています。

元々は「アンリ4世」の后「マリー・ド・メディシス」のために建てられた「リュクサンブール宮殿」の庭園。「アンリ4世」が亡くなった悲しみを癒すために、妃は生地「トスカーナ」を思い起こさせる宮殿を造らせました。園内には「果樹園」や「養蜂場(Rucher du Luxembourg)」もあり、とても自然豊か。

また、公園内には著名の銅像がたくさんあるほか、「メディシスの泉」や子ども向けの遊具もたくさんあります。パリ観光の休憩地として、または朝のお散歩コースとしてなど、さまざまな楽しみ方ができるのも魅力です!
【基本情報】
リュクサンブール宮殿(Palais du Luxembourg)
住所:15 Rue de Vaugirard, 75291 Paris,
電話番号:+33142342000
アクセス:
【メトロで行く】:
最寄り駅はメトロ4/10号線「オデオン駅(Odéon)」。「オデオン駅」から「リュクサンブール公園」までは徒歩10分。「オデオン駅・2番出口」から出て、赤い屋根のカフェがある「オデオン通り」に入ります。「オデオン広場・オデオン座」をとおり抜けていくと、「リュクサンブール公園」の入口に着きます。
4号線「サン・ジェルマン・デ・プレ駅(Saint-Germain-des-Prés)」や「サンシュルピス駅(Saint-Sulpice)」からも徒歩圏内。駅すぐの「サンジェルマンデプレ教会」や「サンシュルピス教会」を見学してから「リュクサンブール公園」でゆっくりするのもおすすめです!
【RERで行く】:
RERの最寄り駅は、B線「リュクサンブール駅(Gare du Luxembourg)」。「リュクサンブール公園」目の前に出られるので、「リュクサンブール公園」に一番近い駅でもあります。ただし、「リュクサンブール宮殿」へ行く場合は、「オデオン駅」とほぼ同じ距離になります。
一般公開日:ヨーロッパ文化遺産の日 (9 月の第3土/日)
※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。
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