アメリカ ワシントンDC オールド・ストーン・ハウスパーク
- 私の旅行記
- 2020年8月22日
- 読了時間: 6分
更新日:2020年12月28日

こちらは、1766年に建てられたワシントンDCにある最も古い建造物で、植民時代から現存している唯一の家「オールド・ストーン・ハウスパーク(Old Stone House Park)」です!
中産階級の家だったこちらの建物は、家具なども当時のまま残っており、その当時の生活の様子などを伺うことができます。
今回はそんな、「オールド・ストーン・ハウスパーク」について詳しくご紹介させていただきます!
【オールド・ストーン・ハウスパーク:基本情報】
〖歴史・概要〗

「オールド・ストーン・ハウス」は、「政治の街ワシントンD.C.」の北西部にあるオシャレな街「ジョージタウン」の「Mストリート」にあり、1765年に建てられイギリス植民地時代のアメリカの中産階級の暮らしぶりを彷彿させる古い石造りの家です。植民地時代には大きな暖炉が竈として使用されました。
18世紀中ごろといえば日本は「江戸時代」でしたが、アメリカ合衆国はイギリスからの独立前の植民地時代にあたります。ワシントンDCが創設されるかなり前の1751年には正式な都市となっていた「ジョージタウン(Georgetown)」は、外洋航路からタバコの運送のため「ポトマック川(Potomac River)」と「チェサピーク・オハイオ運河(Chesapeake and Ohio Canal)」を行き来する貨物船舶を中継ぎする商業港として繁栄していました。

また、「アメリカ合衆国国立公園局発行」の「オールド・ストーン・ハウス」に関する案内書によると、1791年に、時の大統領「ジョージ・ワシントン」が当時の都市計画を支援した建築家「ピエール・シャルル・ランファン(Pierre Charles L'Enfant)」とともに「ジョージタウン」を訪れ、「ジョン・スター(John Suter)」という一家が経営する「ファウンテン・イン(Fountain Inn)」という宿に滞在したことで、ここが「ジョージ・ワシントン」の司令部だったという伝説が生まれたようです。
実際は、この建物は1810年ごろ「ジョン・スター」の息子「ジョン・スター・ジュニア(John Suter Jr.)」の時計店だったということです。そんな幻の伝説を残す「オールド・ストーン・ハウス」ですが、現在インテリアは司令部風にではなく、植民地時代の普通の民家風にコーディネートされています。外壁の70%は当時の石が使われており、中は博物館として新しく作られたものだそうです。
〖住所〗
3051 M Street, NW, Washington, D.C. b/t N Thomas Jefferson St & N 31st St Georgetown
〖電話番号〗
+12024266851
〖アクセス〗
最寄りのメトロ駅は「フォギー・ボトム(Foggy Bottom)」ですが、「サーキュレーター」を利用すれば「オールド・ストーン・ハウス」の前で降車することができます!
【サーキュレーター】

「サーキュレーター(Circulator)」とは、一律$1で乗れるワシントンDC内の循環バス。「サーキュレーター」の「ナショナル・モールルート(レッドライン)」は、「ナショナル・モール」を1周しており、各観光スポット付近が停留所になっているので観光客に大変便利です。
スマートリップカードで「ピッ!」とするだけなので手頃で簡単!さらに2時間以内の地下鉄からの乗り継ぎなら50セント、路線バスやサーキュレーターからの乗り継ぎならただで乗ることができます!(スマートリップカード利用の場合のみ)

「サーキュレーター」には6つのルートがありますが、「ジョージタウン」や「オールド・ストーン・ハウス」に行く際には黄色のルートを利用します。ピンクの〇が「ユニオン駅」・オレンジの〇が「ジョージタウン」での降車駅になります。
「サーキュレーター」に乗るには、「サーキュレーター」専用の乗り場を探さなければなりません。路線バスと一緒の場所にあることもあれば、別の場所にあることもありますので、このマークの停留所を探しましょう!

「ユニオン駅」付近には【黄色】・【赤】・【青】の「サーキュレーター」の停留所があります。上の図は停留所の場所で、「ジョージタウン」へ行くには、ピンクの〇をつけた停留所がおすすめです!「ユニオン駅」を背にして右側に「国立郵便博物館」があるのですが、その向こう側の道沿いに停留所があります。
また、「ユニオン駅」以外にも「サーキュレーター」は様々な地下鉄駅の近くを走ります。ただし、駅前にバス停があるわけではないため、バスが走る通りを確認して停留所を探すのが良いでしょう。自信がない方や調べるのがめんどくさいという方は、1番わかりやすい「ユニオン駅」からがおすすめです!
「降りる場所がわからないから不安」という方は、ドライバーさんに「オールド・ストーン・ハウス?」と尋ねて近くにいれば、到着した時に教えてもらえます。万が一バス停を1つや2つ前後しても、そこは「ジョージタウン」内ですので、目的地(オールド・ストーン・ハウス)まで歩いて行くことも可能です。
サーキュレーター公式サイト:https://www.dccirculator.com/
【メトロ】

「地下鉄」を利用したい場合、「オレンジライン」と「ブルーライン」の2本が「ジョージタウン」周辺を並行して走っています。
最寄駅は、「フォギーボトム(Foggy Bottom)」。徒歩20分ほど歩きますが、「ジョージタウン」内を観光がてら散歩していると、あっという間に「オールド・ストーン・ハウス」に着きますので、時間に余裕がある方はメトロでのアクセス方法もおすすめです!
〖料金〗
無料
〖開館時間〗

11:00~18:00
〖閉館日〗
感謝祭・12月25日・1月1日(庭は日中開放)
〖公式サイト〗
【オールド・ストーン・ハウス:魅力・見どころ!】

「オールド・ストーン・ハウス」の一階は「ブルックリンの戦い」に関する常設展示場となっており、2階では特別展が開催されています。

まず、通りに面した入り口を入ってすぐのショップを覗いて奥の台所へ入っていきましょう!低い天井には太い梁がめぐらされ、現在煉瓦が敷いてある床は、建てられた際には土間だったそうで、石造りの家の特長ですが、この家も例外でなく壁の厚みは2〜3フィート(60~90cm)ほどあります。

台所には、植民地時代に使われた台所用品やろうそく立て等が陳列され、竈として使われた炉辺には鋳鉄や錬鉄の鍋、ロースターなどもあります。

当時の木製玩具の中には、日本のけん玉によく似たおもちゃもあり、博物館や美術館の展示品には「触らないでください。」と表示されている場合も多いものですが、ここの植民地時代のおもちゃは反対に「遊んでみてください!」表示つきで推奨されています!是非日本の民芸品のような温かみのある玩具を、ひとつずつ手に取って遊んでみましょう!

上の階には、食堂兼居間、簡素な主寝室、子ども用の寝室や子どもの遊ぶ部屋があり、また、台所だけでなく食堂兼居間にはもちろんのこと、子ども用の寝室を除く各室内にも暖炉がついていました。

そして、最上階の屋根裏部屋風の子ども部屋を見学し終えたら、一階のショップへ行きましょう!ショップには、手吹きガラス、ストーン・ウェア、ポッタリー、植民地時代の玩具、ゲーム、フレーム入りのポスター、書籍、コレクターが喜びそうな品々など沢山のお土産が揃っています。ショップを覗いた後は、フェンスの裏手にある英国風のガーデンも覗いてみてください!
【基本情報】
オールドストーンハウスパーク(Old Stone House Park)
住所:3051 M Street, NW, Washington, D.C. b/t N Thomas Jefferson St & N 31st St Georgetown
電話番号:+12024266851
開館時間:11:00~18:00
閉館日:感謝祭・12月25日・1月1日(庭は日中開放)
料金:無料
※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。
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