ハワイ オアフ島 太平洋航空博物館パールハーバー
- 私の旅行記
- 2019年7月30日
- 読了時間: 13分
更新日:2020年12月30日

こちらは、歴史的にも重要な場所「パールハーバー(真珠湾)」内「フォード島」にある、1941年12月7日「真珠湾攻撃」時に実際に使われていた、158フットの赤と白の「フォードアイランド管制塔」・格納庫である「ハンガー37(本館)」と「ハンガー79(第2展示場)」を当時の建物をそのまま保存・改修し作られた博物館「太平洋航空博物館パールハーバー」です!
格納庫とそれを取り囲む駐機場には、弾痕、銃撃の跡、爆弾でできた凹みなど、当時の攻撃の傷跡が今なお残っています。
「ハンガー37(本館)」には、第二次世界大戦当時使われていた航空機などが展示され、「ハンガー79(第2展示場)」には、有名かつユニークな航空機が多数あります。

「太平洋航空博物館パールハーバー」は、アメリカの内国歳入法(IRC)の501条(c)号の第3項に規定されている非営利団体です。
また、世界最大のミュージアム「スミソニアン協会」の提携博物館に認定され、世界最大の旅の口コミ情報サイトが選ぶ「米国の航空アトラクションTop10」にもランクインしています。
「パールハーバー」は、ホノルル国際空港から約5km、「ワイキキ」から約18kmの位置にあります。
【ハンガー37(本館)】

「ハンガー37(本館)」には、第二次世界大戦当時の航空機が保管され、「零銭」・「B-25ミッチェル爆撃機」といった貴重な戦闘機などがジオラマで展示されており、中には現在でも飛行可能な物もあります。
パネルには英語に加え、日本語の説明があるので嬉しいですね。館内に入って右側には、200名収容可能なシアターがあり、日本軍による真珠湾攻撃の最初の空撃を収録したシーンや生存者のインタビューなどの貴重なフィルムを見ることができます。
また本館には、1940年代の雰囲気に包まれたユニークな「ミュージアム・ストア」と「ラニアケア・カフェ」があり、ショッピングや食事も楽しむことができます。
【ハンガー79(第2展示場)】

「太平洋航空博物館」での1番のおすすめが、日本語ガイドが付く「飛行機ツアー」です!
「ハンガー79(第2展示場)」は、「飛行機ツアー」でのみ見学することが可能です。
「ハンガー37(本館)」の倍の広さを持つ、修理施設で多くの戦闘機・ヘリコプターを見学することができます。
「ハンガー79(第2展示場)」では、「ミグ15」・「F-14トムキャット」・「F-15イーグル」・「F-86」・「戦闘ヘリコブラ」などが保管・展示されています。
また、1941年12月7日の真珠湾攻撃の際に被爆した弾痕が今でも残っているのを見ることができます。

「ハンガー37(本館)」と「ハンガー79(第2展示場)」を見学するとのツアーの所要時間は1時間半から2時間で、日本語ガイドが戦争時に活躍した航空機を丁寧に説明してくれます。
また、機体に触ったり、中を見たり、オープンコックピットディでは乗ることも可能です。
「飛行機ツアー」は、午前10時から午後3時まで毎日開催されています。とても人気ツアーですので、早めに予約することをおすすめします。
【基本情報】
日本語「飛行士ツアー」
予約とお問合せ: (808) 441-1000 / ToursJapan@PacificAviationMuseum.org
ツアー実施時間: 月曜から金曜日、午前11時と午後1時の一日二回
ツアー所要時間: 1時間半 ~ 2時間
ツアー料金: 大人 $10(入館料別)、大人1名につ子供(12歳以下)6名までは無料
〖展示物の紹介(一部)〗

・【F-15 イーグル】:海軍の現役で、長距離飛行ができ、音速・マック2の早さがあります。
・【SH-3 シーキング】:「Sea King」というヘリコプターで「セコウスキー社」の製作。海軍のヘリで1960年代「ジョン・F・ケネデイ」大統領の時代にデビューし、敵の潜水艦を探したりしていました。現在でも同じモデルのヘリが「大統領機・HM-1」として使われています。
・【UH-1 コブラ】:「マリンコー(海兵隊)」のヘリで、1960年代中期にデビューし、現在でも海兵隊で使われています。
・【AH-1 キオワ】:1980年代に陸軍によって使われたヘリで、上部には360度見渡すことができるカメラが付いています。
・【F-5 タイガー】:韓国の空軍機で、1970年代「ノースラップ社」の製作です。
・【F-4 ファントム】:1960年代に使用され、当時は最速で、陸・海・空・マリンコーで採用されました。20世紀のベスト機種と言われています。
・【ミグ21】:ロシア製の飛行機で、北朝鮮に売ったものだと言われています。
・【C-47 トランスポート】:1940~50年代に使われた「ダグラス社製」の輸送機で、人や様々な物資を載せて運んでいました。
・【F-14D トムキャット】:1986年の映画「トップガン」で有名な「F-14」のシリーズ機種です。「グラマン社」によって作られたマルチファイターです。「トムキャット」には英語で「野良猫」という意味があります。
・【5トン・オシュコシュ製トラック】:「オシュコシュ社製」の5トントラックです。「See Bee(シー・ビー)」という建設関係のトラックで、陸・海・マリンコーが使用していました。「オシュコシュ社」は現在でも、車高の高いトラックを作っています。
【アクセス】
〖パールハーバー内のアクセス〗

「太平洋航空博物館パールハーバー」へのアクセスは、「アリゾナ記念館」で入館券を購入後、「フォード島」行きのシャトルバスに乗車して2つ目の「太平洋航空博物館パールハーバー」で下車します。
入館券の購入とシャトルの移動には時間がかかるため、ツアー予約時間の1時間前には「アリゾナ記念館」の駐車場には着いておくようにしましょう。
〖パールハーバーまでのアクセス〗
〖レンタカー〗
「H1」フリーウェイで「ダニエル・K・イノウエ国際空港」方面へ「パールハーバー(Pearl Harbor)」の標識に従い進みます。
しばらく進み、「アリゾナ・メモリアル/スタジアム(Arizona Memorial/Stadium)」と書かれた「15A」出口を出ます。
※「NAMAL BASE」の出口ではないので注意してください。
「パールハーバー・ヒストリックサイト(Pearl Harbor・Historic Sites)」と書かれた茶色の道路標識に従い進むと、「パールハーバー・ビジターセンター」へと到着します。
最寄りのフリーウェイ入り口から「H1 West」に進む。
「H1」を「Airport方面」に向かい、車を走らせる。
15A「Arizona memorial, Stadium」でフリーウェイを降りる。
そのまま真っ直ぐ99号「カメハメハ・ハイウェイ」を進む。
「kalaloa」の交差点を左折したところにビジターセンターがあります。
「レンタカー」を利用すると、約30分程度で到着しますので、「レンタカー」を利用した方が効率よく観光を楽しむことができます!
〖ザ・バス〗
〖ワイキキ〗から〖パールハーバー〗
「20番」または「42番」の西方面行きのバスを利用します。
このバスはフリーウェイには乗らずに「ダウンタウン」などを通りながら運行します。
1時間前後乗車の後、バスは「パールハーバー・ビジターセンター」の駐車場に入って停車するので、そこで下車します。
午後のバスの中には、「パールハーバー・ビジターセンター」敷地内に入らず一般道沿いのバス停にのみ停車するものもありますのでご注意ください。
バスの料金は大人$2.75、1DAYパスは$5.50です。バスには両替機がなく、お釣りも出ませんので運賃はきっちり用意しておきましょう!
「1DAYパス」を購入する場合は、料金ボックスにお金を入れる前に運転手に申し出てください。
「20番バス」と「42番バス」の違い、、、
「20番バス」と「42番バス」は基本的に「ワイキキ」から「パールハーバー・ビジターセンター」までのルートはほぼ同じです。
しかし「20番バス」は、途中「ダニエル・K・イノウエ国際空港」に寄るため「42番バス」よりも10分ほど多く時間がかかります。
〖アラモアナ〗から〖パールハーバー〗
「20番」または「42番」のバスをご利用する場合:
ご乗車の際は、海側バス乗り場を利用します。
フリーウェイには乗らずにダウンタウンなどを通りながら運行します。
45分前後乗車の後、「パールハーバー・ビジターセンター」の駐車場に入って停車するので、そこで下車します。
午後のバスの中には、「パールハーバー・ビジターセンター」敷地内に入らず一般道沿いのバス停にのみ停車するものもありますのでご注意ください。
「40番」または「62番」のバスをご利用する場合:
ご乗車の際は、海側バス乗り場を利用します。フリーウェイには乗らずにダウンタウンなどを通りながら運行します。
45分前後乗車の後、左側に「パールハーバー・ビジターセンター」の駐車場が見えてきます。
「40番」と「62番」のバスは「パールハーバー・ビジターセンター」の駐車場に入ってこないため、一般道沿いのバス停にて下車してください。
「Kalaloa St」とかかれた信号を通過してすぐのバス停で、「アロハスタジアム」の手前になります。もし降りられなかった場合はすぐ次のバス停で降りて歩くこともできます。徒歩15分ほどの距離です。
〖エクスプレスバスA〗を使っても「パールハーバー・ビジターセンター」まで来ることができます。
※注意事項※
「ワイキキ」方面行きのバスは、「パールハーバー・ビジターセンター」駐車場内まで入ってこないので、ご注意ください。
市バスを使って「ワイキキ」に戻る際のバス停は、「パールハーバー・ビジターセンター」駐車場から市道に出て、左折したところ(海側)にあります。
〖タクシー〗

「タクシー」をご利用の際は、運転手に 「アリゾナ・メモリアル(Arizona Memorial)と行き先を告げてください。
「パールハーバー・ビジターセンター」敷地内に、タクシーの乗り降り場があります。
帰りのタクシーも降りた場所と同じ場所でご乗車になれます。料金はチップ込みで片道約40~50ドルです。
〖トロリー・シャトル〗

「ワイキキ」から「パールハーバー」まで乗り換え無しでお越し頂けるトロリーなどが販売されています。
詳細はオプショナルツアー会社、お近くのツアーデスクや販売窓口などでお尋ねください。
現地でも、ホテルのコンシェルジュやツアー専門のスタッフがサポートしてくれます。
【合わせて行きたい観光スポット!】
〖アリゾナ記念館〗

こちらは、我々日本人であれば知っているであろう、第二次世界大戦ハワイ・真珠湾攻撃の歴史施設「アリゾナ記念館」です!
最近では、2016年12月には、アメリカ合衆国第44代大統領「バラク・オバマ」氏とともに、日本の現職首相として初めて内閣総理大臣「安部晋三」氏が訪問したことでも注目されました。
また、2017年11月にはトランプ大統領がアジア歴訪の前に立ち寄り、「Remember Pearl Harbor」と自信のツイッターでツイートし話題となりました。
フォード島の近くに浮かぶ白い慰霊碑、それが「アリゾナ記念館」になります。
「アリゾナ記念館」の真下の海底には、 1941年(昭和16年)12月8日未明, ハワイ時間 12月7日・日本帝国海軍による真珠湾攻撃によって沈んでしまった「戦艦アリゾナ」がそのまま残されています。
1962年に開設された「アリゾナ記念館」は56メートルほどの長さがあり、撃沈された「戦艦アリゾナ」の真上にある白い建物は、乗組員の追悼施設になっています。
アメリカの「戦艦アリゾナ」は、その乗組員の大半が命を落とした場所です。「戦艦アリゾナ」とともに亡くなった1000名を超える人々の魂が今の眠っています。
1966年にはアメリカ合衆国国家歴史登録財に登録されました。1989年に「戦艦アリゾナ」が国定歴史建造物に指定されるなど日本やアメリカのみならず、世界的に重要な歴史施設なのです。
※アリゾナ記念館は現在補修工事中・パールハーバーのアトラクションは通常通り開館※

「パールハーバー」では「アリゾナ記念館」で船着場の補修工事が行われています。現在、工事は最終工程に入り、完成は2019年秋頃を予定しており、安全が確保出来るまでは記念館内への立ち入りできません。
「パールハーバー・ヒストリックサイト」のアトラクション施設は通常通り開館しています。「戦艦ミズーリ記念館」・「ボーフィン潜水艦博物館」・「太平洋航空博物館」へは「パールハーバー・ビジターセンター」よりアクセスが可能です。「The Road to War(戦争への道)」・「Attack(攻撃)」を含む資料館、売店、ブックストア、オーディオツアー、バーチャルリアリティ・センターなど、ビジターセンター内も通常通り営業しており、工事期間中も25分間のドキュメンタリー映画は通常通りご鑑賞いただけます。
また、専用ボートに乗って記念館の近くまで行き、「真珠湾攻撃」の際の8つの戦艦郡のエリアもご見学することが出来ます。乗船中は「アメリカ合衆国国立公園局(NPS)」のスタッフの英語によるご案内も行っています。
今後の情報更新に関しましてはこちらよりご確認ください。
アメリカ合衆国国立公園局ウェブサイトhttps://www.nps.gov/valr/index.htm
Facebookページ https://www.facebook.com/ValorNPS

【基本情報】
住所: Arizona Memorial Place, Honolulu, HI 96818
電話番号:(808) 422-0561
FAX:808-483-8608
営業時間:毎日07:30-17:00
休業日:元旦(1/1)、感謝祭(11月第4木曜)、クリスマス(12/25)
クレジットカード:可
駐車場:有り
日本語:可
料金:無料※日本語ガイド機器は有料
その他の情報:時間制の無料チケットをもらう→映画を観る→ボートで慰霊碑のある記念館まで行きます。※セキュリティのため、バッグ類の持込みは禁止。財布とカメラ以外は荷物保管所に預けます($3)
アクセス:「ワイキキ」から車で約20分。「アロハスタジアム」から車で「カメハメハ・ハイウェイ」を東へ向かって約1分進み、「アリゾナ・メモリアル・プレイス」を右折。「パールハーバー・ヒストリック・センター」のサインが出ていますので、そこから中に入ります。

こちらは、オアフ島の「パールハーバー」に停泊している1944年1月29日に進水式を迎え、アメリカ海軍最後の戦艦として就役していた「戦艦ミズーリ」です!
「戦艦ミズーリ記念館」はオアフ島の「パールハーバー」に係留する歴史的な記念館です。
「戦艦ミズーリ(BB-63)」は、「マーティー・モー」の愛称でアメリカ民に親しまれており、アメリカにおいては最後に完成し、最後に退役したため「最後の戦艦」と呼ばれています。
降伏文書調印式の様子が船内の随所に展示されており、巨大な主砲塔やアンテナタワーは間近で見ることができ、戦艦から海を見渡せば、自身も乗組員の一員になったような気分を味わえます。
「戦艦ミズーリ記念館」の前では、「バトルシップ(お土産屋)」や軽食を提供するお店もありますので、「パールハーバー」を観光する際の休憩所として覚えておくと便利です。
「戦艦ミズーリ記念館」内部は非常に広大ですので、入る前に一息つくのも良いでしょう。また、「戦艦ミズーリ記念館」周辺は無料Wi-Fiもありますので、一息つくには持って来いです。
【基本情報】
住所:63 Cowpens St., Honolulu, HI 96818
電話番号:808-455-1600
営業時間:毎日 8am ~ 4pm (6月~8月は5pmまで)
※主要祝祭日は休み
入場料:大人$25、子供(4-12歳)$13 ガイド料含み

こちらでは、戦闘潜水艦として活躍したボーフィン号と資料館を見学することができます。
「アリゾナ記念館」から徒歩圏内にある「ボーフィン潜水艦博物館」の中は広々とした約930m²で、当時クルーを募集していた時のポスターから戦旗まで4,000以上にわたる潜水艦関連のものや、前方を見やすくカットし内部が全面的に見える「ポセイドンミサイル」などといったここでしか見れない展示物が満載です。
実際に潜水艦の中に入ると、その狭さに驚かされ、敷地内にはミサイルや魚雷の展示もあり、中でも人間魚雷「回天」の姿には衝撃を受けます。
戦時中はこの中に人が入り、死を覚悟して突撃していたのかと考えることで戦争の愚かさや惨たらしさを改めて実感させられますね。
【基本情報】
住所:11 Arizona Memorial Dr, Honolulu, HI 96818
電話番号:+1 808-423-1341
営業時間:7時00分~17時00分
※主要祝祭日は休み
入場料:大人$15、子供(4-12歳)$7
いかがでしたでしょうか。
すべての展示を見終わったら、戦闘飛行シュミレーターのコックピットに上り、一流飛行士になったつもりで操縦を試し、是非空の世界に耽ってみて下さい。
また、お腹が空いたら博物館の右側にある「ラニアケアカフェ」に入って、「フォード島」で1番の料理をお試しください。
カフェの並びにある「ミュージアムストア」ではお土産をお買い求めいただけます。
「アリゾナ記念館」・「戦艦ミズーリ」・「USSボーフィン潜水艦博物館&パーク」なども非常に興味深いスポットです。
「パールハーバー」だけで丸1日滞在できるほど充実したスポットです。
是非ハワイ旅行のスケジュールに入れてみてはいかがでしょうか。
【基本情報】
太平洋航空博物館
住所:Hangar 37, Ford Island 319, Lexington Blvd., Honolulu, HI 96816
電話番号:808-441-1000
営業時間:8:00 a.m. - 5:00 p.m
※クリスマス、感謝祭、元旦は休み
入館料:大人$25、子供(4~12歳)$12
アクセス:H1で15Bを降り、「アロハスタジアム」へ行く途中を左折。
〖ザ・バス〗:「20」」・「42番」。「アリゾナ記念館」で入館券を購入後「フォード島」行きのシャトルバスに乗車。
※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。
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