フランス パリ パレ・ロワイヤル:魅力・見どころ・アクセス方法・基本情報まで徹底ナビ!
- 私の旅行記
- 2021年2月6日
- 読了時間: 6分

こちらは、「ヴェルサイユ宮殿」を造ったことで有名な太陽王「ルイ14世」が幼少期に過ごした王宮「パレ・ロワイヤル(Palais Royal)」です!
「ルーヴル美術館」の北向かいにあり、穏やかな長方形の広い中庭を囲むようにして、四方に建物が立ち並ぶ歴史遺産です。現在では、文化通信省・国務省などが入る行政施設となっています。
今回はそんな、「パレ・ロワイヤル」の魅力・見どころ・アクセス方法・基本情報まで詳しくご紹介させていただきます!
【パレ・ロワイアル:基本情報】
〖歴史・概要〗

「パレ・ロワイヤル」は、「王宮」・「庭園」・「ギャラリー」・「劇場」など、多くの史跡からなる、フランス史やパリの人々の生活にとって欠かせないスポットです。そんな「パレ・ロワイヤル」は「リシュリュー宰相」が建設し、その後「ルイ13世」に遺贈されました。「ルイ13世」は子供時代をここで過ごしており、その後王宮は「ルイ13世」の孫で、「ルイ16世」のいとこである「フィリップ・ドルレアン」に譲られました。「フィリップ・ドルレアン」はフランス革命下で「平等のフィリップ」と称され、1793年には王の処刑に賛成票を投じました。しかし、その数か月後には自身もギロチンで処刑されました。
また、「パレ・ロワイヤル」は「フランス革命」の際に特殊な拠点となり、革命の準備がここで行われたとも言われています。1789年7月12日、革命の志士「カミーユ・デムーラン」は過激な演説を行い、それが2日後の「バスティーユ牢獄占領」の引き金となったとされています。その後、1814年に「フィリップ・ドルレアン」の息子でのちに国王即位を宣言する「ルイ・フィリップ」の所有となり、1871年以降、「国務院」・「憲法評議会」・「文化省」などの公官庁が置かれました。
更に「パレ・ロワイヤル」は、劇場にまつわる長い歴史でも有名です。「リシュリュー宰相」は、「パレ・ロワイヤル」内に劇場を建て、1660年には「モリエール」が上演しています。「リュリー」もオペラを建てますが、1781年に焼失。「コメディ・フランセーズ」の起源は1799年に遡ります。1790年にオープンした「モンタンジエ劇場」は、のちに「パレ・ロワイヤル劇場」となり、大道芸を主に上演しました。
〖住所〗
8 Rue de Montpensier 75001 Paris
〖電話番号〗
(01)47039216 /
〖アクセス〗
【メトロ】
最寄り駅は、メトロ1号線・7号線「パレ・ロワイヤル・ミュゼ・ドゥ・ルーブル駅(Palais Royal Musée du Louvre)」。地上から出ると目の前に「パレ・ロワイヤル」があります。美しい柱の回廊にたくさんのお店が入っているので、ウィンドウショッピングがてら中庭まで歩いていきましょう!
【バス】
27・39・95番「パレ・ロワイヤル-コメディ・フランセーズ(Palais Royal –Comedie Francaise)」下車。お土産屋さんやカフェなどが入ったバスターミナルがあります。
〖入場料金〗
無料
〖営業時間〗
4月1日~5月31日:7:00~22:15
6月1日~8月31日:7:00~23:00
9月1日~9月30日:7:00~21:30
10月1日~3月3日:17:30~20:30
※中庭に入れる時間帯は季節によって若干異なります。
〖公式サイト〗
【パレ・ロワイヤル:魅力・見どころ!】
〖中庭:ビュレンの円柱群とフランス式庭園〗

中庭には名高いビュレンの円柱群があり、これは1985年に同時文化相であった「ジャック・ラング」が注文したものです。この作品は2面からなり、3000平米の広場いっぱいに260の円柱を設置したもの。ちなみに、この作品が完成したのは1986年ですが、賛否両論を巻き起こしました。中庭における歴史と現代アートの融合は「ダニエル・ビュロン」の円柱だけでなく球体が集まったオブジェなどもあります。中庭見学のあとは「フランス式庭園」を通り、池のほとりのベンチで一休みするのがおすすめです!

噴水の周囲には季節の草花とバラが植えられた花壇、さらに外側には街路樹の植え込みが配置され都会のオアシスという言葉がぴったりです。さらにその外側を店舗スペースをもつ回廊が取り囲みます。「庭園」は「チュイルリー公園」にも似ていますが、「パレ・ロワイヤル」の方が規模が小さいため観光客は少なく、子連れカップルやビジネスマンなど地元パリジャンが多い印象です。ちなみに、「庭園」に面した建物の2階部分には、かつて作家の「シドニー=ガブリエル・コレット」や「ジャン・コクトー」が住んでいた部屋が見えます。
〖パレ・ロワイヤルのギャラリー〗

ギャラリーは宮殿の三方を囲んでいます。数々のカフェやブティックが軒を連ね、特に「カフェ・コラザ」はフランス革命当時のジャコバン派の拠点として知られています。心地良い散策と絵葉書から飛び出たような眺めをお楽しみください!
〖レストラン:グラン・ヴェフール(Le Grand Vefour)〗

ミシュランガイドで2つ星を獲得の有名なレストラン「ル・グラン・ヴェフール(Le Grand Véfour)」。星付きシェフの「ギー・マルタン」氏が王室風のインテリアデザインに囲まれ、優れた味と風味のお料理が楽しめます!内装にも凝っており、優雅な雰囲気の装飾や調度品など、店内は高級感のある雰囲気。「ナポレオン」や「ジョゼフィーヌ」など著名人の顧客の席も残っているんだとか。2つ星レストランですが、そこまで敷居は高くなく、気取らずに食事が楽しめると人気です。ドレスコードは、男性であればジャケット有です!
【基本情報】
グラン・ヴェフール(Le Grand Vefour)
住所:17 Rue de Beaujolais 75001 Paris
営業時間:ランチ 12:30~14:00/ディナー 20:00~22:00
料金:ランチ 115ユーロ~/ディナー 315ユーロ~
定休日:土曜日・日曜日・12月23日~25日・31日・1月1日
〖LE NEMOURS〗

「LE NEMOURS」は、かの有名な「コメディ・フランセーズ」の劇場の前にあり、行き交う人々を眺めながらまったりコーヒーでも飲むのに最適です。最寄りの地下鉄「パレ・ロワイヤル=ミュゼ・デュ・ルーヴル駅」にも近いので、帰りにふらっと寄ってみるのもいいかもしれませんね。
【基本情報】
LE NEMOURS
住所:2 place Colette 75001 Paris
電話番号:+33 1 42 61 34 14
営業時間:
土曜日:8時00分~0時00分
日曜日:9時00分~21時00分
月曜日~金曜日:7時00分~0時00分
〖モンペジエ通り〗

王宮を抜けると「モンペジエ通り」に出るのですが、ここにはいくつもの宝物が隠されています。まずは1786年~1790年建設の「パレ・ロワイヤル劇場」。歴史史跡の指定を受けている外装建築の美しさに心打たれるでしょう。
劇場では毎週月曜にコンサートも開かれています。➡ http://theatrepalaisroyal.com/category/spectacles/concerts/

いかがでしたでしょうか。
「パレ・ロワイヤル」は散策目的でふらっと訪れるも良し!目の保養になるウィンドウショッピングにも良し!「ルーヴル」観光の息抜きに寄るのも良し!200年を超える歴史と現代の芸術が交差するパリの穴場スポット「パレ・ロワイヤル」に是非実際に訪れて体験してみて下さいね!
【基本情報】
パレ・ロワイヤル(Palais Royal)
住所:8 Rue de Montpensier 75001 Paris
電話番号:(01)47039216 /
アクセス:
【メトロ】:
最寄り駅は、メトロ1号線・7号線「パレ・ロワイヤル・ミュゼ・ドゥ・ルーブル駅(Palais Royal Musée du Louvre)」。地上から出ると目の前に「パレ・ロワイヤル」があります。美しい柱の回廊にたくさんのお店が入っているので、ウィンドウショッピングがてら中庭まで歩いていきましょう!
【バス】:
27・39・95番「パレ・ロワイヤル-コメディ・フランセーズ(Palais Royal –Comedie Francaise)」下車。お土産屋さんやカフェなどが入ったバスターミナルがあります。
入場料金:無料
営業時間:
4月1日~5月31日:7:00~22:15
6月1日~8月31日:7:00~23:00
9月1日~9月30日:7:00~21:30
10月1日~3月3日:17:30~20:30
※中庭に入れる時間帯は季節によって若干異なります。
※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。
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