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メキシコ メキシコシティ サン・イルデフォンソ学院

  • 私の旅行記
  • 2019年6月13日
  • 読了時間: 5分

更新日:2020年12月31日


こちらは、「オロコス」や「ディエゴ・リベラ」など、著名な壁画家の作品が展示してある「サン・イルデフォンソ学院 (Antiguo Colegio de San Ildefonso)」です!

かつては男子校だった「サン・イルデフォンソ学院」では、1920年代以降の政府認定芸術作品を見学し、メキシコの歴史を体感できる博物館です。

メキシコ国立自治大学・政府・文化省の三者が共同運営する文化&芸術活動促進のための施設で、展覧会・講演会・フェスティバル・パフォーミングアートなどのイベントも開催されています。

【歴史】

「メキシコシティ」の「サン・イルデフォンソ学院」は、「イエズス会」の聖職者によって16世紀に設立されました。

「イエズス会」の聖職者たちが国外追放となってからは、このバロック様式の建物は軍本部として使用され、さらにその後には予備校としても使われていました。1990年代に入ってからは、歴史的・政治的意義の高い優れた芸術作品を紹介する「文化センター」として活躍しています。

施設内には、「フリーダ・カーロ」の夫としても有名な「ディエゴ・リベラ」の大作壁画や、その他 1920年代の名高いメキシコ人芸術家たちの傑作が収められています。

〖年表〗

・「イエズス会」の聖職者によって16世紀に設立。

※3つの中庭を持つ北側のボリュームはバロック時代に建設されたもの。

・1907年から1931年にかけて南側のボリュームが建設。

・19世紀にはメキシコ初の国立予備校となり数多くの起業家・芸術家・知識人を輩出。

・1920年代にはメキシコ人としてのアイデンティティーを伝えるメキシコ壁画運動の発祥地となりました。

※廊下・階段・中庭を散策しながらメキシコ人画家の壁画を楽しむことができます。

・1992年にリカルド・レゴレッタ・ビルチスが介入し博物館として生まれ変わりました。

【魅力・見どころ!】

「サン・イルデフォンソ学院」の建物内に入り、筒形アーチ型天井が特徴的な総会室や、複雑な彫刻が施された、「聖歌隊」の台座が並ぶ通路を進みましょう!

建物内は、柔らかな照明が、建設当時の雰囲気をそのまま伝えています。「サン・イルデフォンソ学院」には、1899年に作られたドイツのステンドグラス作品「Welcome」もあります。

また、「ロビーエリア」のすぐ隣には、「ディエゴ・リベラ」の最初の壁画「創造」が残る円形劇場があります。

ここ「サン・イルデフォンソ学院」の講堂に壁画を描くことが、メキシコでの「ディエゴ・リベラ」の最初の仕事だったのです。

「ディエゴ・リベラ」は、欧州訪問から帰国して1年以上経ってから、このスペースに壁画を描き始め、完成したのは1923年のことだと言います。

壁画は90㎡以上もの大きさで、高さ3.5mもある大作です。「ディエゴ・リベラ」の後期の作風である「キュビズム」よりも、より写実主義的な要素が見られます。

更に、「ホセ・クレメンテ・オロスコ」の20点以上もの「フレスコ画」も見逃せません!

階段の下には1926年に描かれた「エルナン・コルテス」とその愛人「マリンチェ」の裸体像があります。

「オロスコ」が、スペインによるメキシコ征服をどのように解釈したのかがひしひしと伝わってきます。

「マリンチェ」は、「アステカ帝国」の滅亡を引き起こした裏切り者と考えられる一方、近代メキシコの母として評価されることもある女性です。

【アクセス】

「サン・イルデフォンソ学院」は、「メキシコシティ」の旧市街にあり、「メトロポリタン大聖堂」から北に歩いて10分弱でアクセスすることができます。

最寄り駅は、「地下鉄2番線・ Zócalo駅」で、徒歩約10分になります。

【サン・イルデフォンソ学院の営業日・定休日】

「サン・イルデフォンソ学院」の博物館は、火曜日から日曜日まで開館しています。

学生およびシニアの入場料は割引になり、12 歳未満のお子様は無料で見学可能です。

また、火曜日には無料開放されることも多々ありますので、訪問時には企画展のスケジュールも確認しましょう!

いかがでしたでしょうか。

「サン・イルデフォンソ学院」の円形劇場にある「ディエゴ・リベラ」の壁画「創造」と「オロスコ」の壁画「エルナン・コルテスとマリンチェ」は、見逃せません!建築も見事で、 何百年も昔のメキシコにタイムスリップさせてくれる建物です!

「サン・イルデフォンソ学院」は、 【世界文化遺産】に登録される「メキシコシティ」の中心部「セントロ・イストリコ・デ・ラ・メキシコシティ(通称セントロ)」から徒歩約10分の場所にあります。

「セントロ・イストリコ・デ・ラ・メキシコシティ(以下セントロ・イストリコ)」は、 スペイン語で歴史的中心地区という意味で、メキシコ観光の重要なスポットが集まる魅力的な地区です。

「セントロ・イストリコ」は、「メキシコシティ」観光の際は誰しも、必ずと言ってもいいほど訪れる場所ですので、是非とも「サン・イルデフォンソ学院」も併せて訪れて見て下さい!

【基本情報】

サン・イルデフォンソ学院 (Antiguo Colegio de San Ildefonso)

住所:Justo Sierra 16、Centro Histórico、06020 Ciudad de México, D.F.、Mexico

電話番号:+52 55 5702 2991

営業時間:10:00~18:00

営業日:火曜日~日曜日

定休日:月曜日

アクセス:「地下鉄・Zocalo」より徒歩9分

料金:

常設展示は45メキシコペソ(有効なIDをもつ学生、教師は22.50メキシコペソ)

期間限定の展示は25メキシコペソ(有効なIDをもつ学生、教師は12.50メキシコペソ)

※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。

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