スペイン バルセロナ グエル別邸
- 私の旅行記
- 2021年1月9日
- 読了時間: 3分

こちらは、世界的建築家である「アントニオ・ガウディ」が、長年パトロンとして支えてくれた「エウセビ・グエル」氏のために作った邸宅「グエル別邸(Finca Guell)」です!
グエル氏の名が冠されたガウディ作品としては他にも「グエル公園」や「グエル邸」などが挙げられますが、最初に手がけたのがこの「グエル別邸」なのです。
今回はそんな、「グエル別邸」の魅力・見どころ・アクセス方法・基本情報まで詳しくご紹介させていただきます!
【グエル別邸:基本情報】
〖歴史・概要〗

実業家の「エウセビ・グエル」はバルセロナに家族と休日を過ごす家を作ろうと、後に数々の仕事を依頼することになる「アントニ・ガウディ」に初めて仕事を任せました。1884~1887年に行われたこのプロジェクトで「ガウディ」は、庭を見直した後整備し、管理人の家や厩舎にする目的で門衛所を2つ建設しました。
門衛所はレンガ、タイルを用いた幾何学的なデザインをしており、塔の上は植物をモチーフにしたもので飾られています。建物はイスラム教とキリスト教建築を融合させたムデハル様式を採用しています。尚、今は邸宅は現存せず、厩舎と調教舎、門衛館、正門、塀が残るのみとなっていますがそれらの部分が世界遺産として登録されています。
〖住所〗
Av. de Pedralbes, 7, 08034 Barcelona,
〖電話番号〗
+34933177652
〖アクセス〗
最寄り駅:メトロ3号線「マリア・クリスティーナ駅(Maria Cristina)」または「パラウ・レイアール(Palau Reial)」
トラム;T1/T2/T3ラインの「Pius XII駅」が最寄り。
どちらの駅からも歩いて10分程度の位置に「グエル別邸」はあります。市内からならメトロの「L3ライン」が簡単です。
〖営業時間〗
朝10:00~夕方16:00(正門は定休日・営業時間外でも見られます)
〖定休日〗
月曜日(祝日以外)、1/1、12/25・26
〖公式サイト〗
【グエル別邸:魅力・見どころ!】

「グエル別邸」の見どころは、なんといっても玄関に据えられた「ドラゴンの門」でしょう。ドラゴンは「ガウディ」の作品にたびたび登場するシンボルですが(そしてバルセロナのシンボルでもある)、ここではまるで門番のように鉄扉の上にあしらわれています。
コウモリのような翼と二股に分かれた舌を持つ鉄細工は、ギリシャ神話の「ヘスペリデスの園」に出てくるドラゴンを表しており、完成当時は鮮やかに彩色され、門扉が開くと動く仕掛けになっていました。これらの門衛所は現在「カテドラ・ガウディ」という研究所として使用されています。その繊細でありながら大胆な意匠は、一目見るだけでもガウディの圧倒的センスを味わえるはずです!

また、敷地の他の3つの扉は「ディアゴナル通り」が開通したことにより、その機能を失いました。一つは「レス・コルツ墓地」の前にあり、その鉄製の門は「グエル公園」内の「ガウディの家博物館」に移されました。2つ目は1957年薬学部の隣に再建され、3つ目は同じくペドラルベスキャンパスにある「ジャウマ・アルメラ地球科学研究所」に設置するため1982年に修復されました。
ちなみに、「グエル別邸」の内部は公開されておらず、外から眺めることしかできないのですが、このドラゴンと記念写真を撮るためだけにこちらを訪れる観光客も数知れません。「ガウディ」の有名作品をひととおり押さえておきたいという人は行って損のないスポットです。
【基本情報】
グエル別邸(Finca Guell)
住所:Av. de Pedralbes, 7, 08034 Barcelona,
電話番号:+34933177652
アクセス:
最寄り駅:メトロ3号線「マリア・クリスティーナ駅(Maria Cristina)」または「パラウ・レイアール(Palau Reial)」
トラム;T1/T2/T3ラインの「Pius XII駅」が最寄り。
どちらの駅からも歩いて10分程度の位置に「グエル別邸」はあります。市内からならメトロの「L3ライン」が簡単です。
営業時間:朝10:00~夕方16:00(正門は定休日・営業時間外でも見られます)
定休日:月曜日(祝日以外)、1/1、12/25・26
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